勃起のメカニズム

勃起が起こるには2種類の刺激があります。

1つは心理的な刺激によって起こる「中枢性勃起」です。

女性の裸体を見たり想像をしたりするなど、視覚、聴覚、味覚、嗅覚、想像 によって大脳が興奮し、その興奮が脊髄にある「中枢神経」に伝わって勃起が起こります。

もう1つは、物理的な刺激によって勃起する「反射性勃起」です。

ペニスに触れたり、乗り物などで微妙な振動を受けたりするなど、物理的な刺激を受けることで反射的にペニスに血液が流れ込み勃起が起こります。

この2つの刺激により、大脳での興奮が脊髄を通り中枢神経に伝わり、ペニスの神経に届きペニスに血液が流れこみ勃起します。

ペニスは「海綿体」と呼ばれるスポンジ状の組織となっており、血液が流れ込むことで海綿体に血液が充満しペニスが勃起し始めます。

勃起し始めると海綿体にある静脈が圧迫され、ペニスに充満した血液が体内へ戻ることができなくなってしまいます。

これにより勃起が維持され持続することになります。

PDE5酵素

体内には、男性ホルモンと呼ばれる男らしい体作りに必要なホルモンがあります。

その男性ホルモンの中には「テストステロン」というものがあり、主に体をたくましくする、体毛を生やす骨格を発達させるなどの働きがあります。

また、そのほかの働きに「一酸化窒素」を供給する重要な働きもあります。

一酸化窒素が筋肉や血管内に入ると「サイクリックGMP」という物質を発生させることで血管が拡張され血流が良くなることになります。

つまり、ペニスを血液で充満させ勃起させるために重要な役割をもつものとなります。

しかし、このサイクリックGMPですが体内にあるPDE5という酵素に分解されてしまう性質があります。

サイクリックGMPがPDE5酵素に分解されてしまうことで、血流が落ち着きます。

ペニスが勃起状態から通常状態へ落ち着き戻るのも、PDE5酵素が血液の流れを抑制することが要因となります。

治療薬のはたらき

健康的な男性の場合、脳への刺激 → 中枢神経 → ペニスへ伝達 → サイクリックGMPで血流上昇し勃起 → PDE5酵素により血流下降 → 通常状態へとなるのですが、この一連の流れのどこかのバランスが崩れるとEDとなってしまいます。

血液が流れ込むことでペニスは勃起します。

しかし、サイクリックGMPの働きが伝達不足により働きが悪かったら、若しくはPDE5酵素の働きがサイクリックGMPの働きより高かったら、ペニスに満足な血液が送り込めず十分な勃起を維持できなくなってしまいます。

ED治療薬はPDE5阻害薬と呼ばれいます。

PDE5酵素の働きを抑制することでサイクリックGMPの働きを上げることができペニスに満足な血液を送り込むことができるお薬となります。

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